2018年度マンション総合調査
●2018年度マンション総合調査 ~国土交通省~
国土交通省は2019年4月26日(金)に、2018年度の「マンション総合調査」の結果を発表しました。(5年に1度調査)
1.『マンションの平均』
平均戸数 | 96.7戸 |
管理費(駐車場使用料等からの充当を含む) | 15,956円(月・戸当たり) |
管理費(駐車場使用料等からの充当を含まない) | 10,862円(同上) |
修繕積立金(駐車場使用料等からの充当を含む) | 12,268円(同上) |
修繕積立金(駐車場使用料等からの充当を含まない) | 11,243円(同上) |
2.『マンションの実態』
世帯主の年齢 | 60歳以上 → 49.2% |
3ヶ月以上の管理費等滞納発生 | 24.8% |
総会出席率(実際に足を運んだ率) | 32.9% |
長期修繕計画作成済み | 90.9% |
3.『地震への対策』
旧耐震建物の耐震診断実施 | 34.0% |
そのうち耐震性ありの判定 | 40.8% |
そのうち耐震性なしの判定で、かつ耐震改修を実施した | 38.1% |
4.『まとめ』
前回(2013年度)同様、70歳代以上の割合が増加する一方、30歳代以下の割合が減少しています。1999年度から2018年度の変化をみると、60歳代、70歳代以上の割合が増加、50歳代以下の割合が減少しており、居住者の高齢化の進展がうかがわれます。
マンション所有者の高齢化が確実に進む中、修繕積立金や管理費の値上げは容易なことではありません。
しかし大規模修繕工事は、1回目より2回目、3回目の方が、費用がかかることは確実です。
修繕積立金が足りず借金や一時金の徴収、修繕積立金の大幅な値上げなどの事態とならぬよう、適正な費用での大規模修繕が今後、より一層重要となってきます。
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