JSMブログ
読んで下さい。ちょっとだけ業界を話します・・・
2013年2月22日 カテゴリ:マンション総合支援事業部の視点, 大規模修繕工事
皆様、こんにちは。
営業部のUです。
今回は、ちょっとだけ業界の事を話します。
仮に、A管理会社というのがあるとします。
担当しているマンションの修繕工事が近くなると、
A管理会社は懇意にしている何社かの工事会社に対して、
「見積書を書いて下さい」と声をかけます。
各工事会社は、A管理会社に対する『工事代金の20%近くのマージン』
を上乗せして、見積書を書かないと受け付けてくれませんから、
そのような『高い金額の見積書』を書きます。
A管理会社は、そういう”声”をかける工事会社を多数持っています。
ですから、声をかけた工事会社のどこが落札しようと、必ず20%近く
のマージンが、A管理会社に入るという仕組みなんです。
(5000万円の工事で、1000万円のマージンです)
しかも一方で、A管理会社は理事会・管理組合に対して、こう言います。
「管理会社として、うちの工事部門は、見積もりを書くのを辞退します」
「ですから、何社か”良い”工事会社をご紹介しますよ」
”良い”工事会社というのは、住民の皆様にとって”良い”ではなく、
A管理会社にとって”良い”という意味なんですね。
だって、必ず20%マージンが入りますから・・・。
理事会としては、管理会社主導で労力かけずに相見積もりを取って
くれて、
”良い”工事会社を何社も紹介してくれるなんて、
「とてもラッキーだ」と思わされてしまうのです。
でも、これって、どうでしょうか?
「マンション修繕入札サイト」は、この20%マージンはかかりません。
管理組合様と工事会社様の直契約です。
まだまだ業界の話はありますが・・・、とりあえず今日はこのくらいで。